三寒四温も終焉を迎えすっかり春らしい季節になりましたね。
わたしは桜が咲き誇っている光景を見るのが大好きで通勤中に車から見える景色で毎日癒さされております。
心が洗われるような美しい桜はすごく身近な公園や川沿いににひっそりと佇んでいます。
その美しさは1週間ほどの短い時間ですがこのひと時がとても愛おしく感じます。
さて最近真咲工務店では平屋の受注が多くなってきております。
しかも若いご夫婦や、年配の親子の方であったりその年齢層は幅広くなって参りました。
なぜか・・・
やはり暮らし方が多様化している事が原因だと思います。
晩婚化・非婚化・長寿化 原因は様々ですがちいさな平屋を建てて自分の暮らしに合った間取りのなかで快適に過ごしたい
という方が増えているようです。
家をたてる事は自分の暮らし方を決めるという事です。
私はこれまでに300棟ほどのお家つくりのご提案をさせて頂きましたがコロナ以降、皆さんの考え方にかなり変化を感じました。
仕事をして帰ってくる家ではなく、仕事も家でこなせるようになった今では家にいる時間の快適さがより深く求められています。
年を重ねられた方はご夫婦ふたりだけの家、シングルの方は私だけの家、それぞれの価値観をじっくりヒアリングすることで
まずはお打合せがスタートします。
これが本当に大事です。
いろいろ質問することでお施主様は自分でも気がつかなかった想いに気づくことがあります。
例えば たくさんの本を持っており新築と同時に処分しますという方もいらっしゃいます。
でも本当にその心を聞くと家族の建前手放すと言っているけれど 思い出深い本たちを手放すことにさみしさを感じていることも事実です。
ほんの少し収納を設けるだけでその方にとっての宝物を保管しておくことが出来ます。
思い出は捨てられるものと捨てたくないものがあるものです。
私は設計のお仕事をさせて頂いておりますので一生懸命ヒアリングさせて頂いておりますがお施主様にとって大切なことを引き出してあげることが間取りのご提案に繋がるのです。
間取を描くことより大切な耳を傾けることを今後も大事にしていきたいと思います。